catch-img

土木業界におけるIT化の見据える先は…?

前回は写真管理について所見を述べたが、

今回はそれに伴うIT化についての意見を述べさせてもらう。


 現在は各メーカーさんから土木汎用ソフトが出展されており便利ではある。

 写真、出来形、測量ソフトだけでなく、施工計画作成支援ソフトまで出てきている。中身は各社ほとんど同じではあるが、使う側は素早く作成できる利点もあり、非常にありがたいとは思う。



 しかし、あるところで他社さんの施工計画書を見る機会があったが、全く同じ内容の施工方法となっていた。これでは他社との差別化はどこで行うのか、技術屋としては自分の能力なりプライドはどうなってしまうのか考えさせられてしまった。

 やはり、施工方法の詳細ぐらいは自分の判断と考えを反映したもので作成し、それを実際の施工方法に反映させたいと思うのが普通であろうと思う。


 おかげさまで、他社のお客様から写真管理の業務をお受けしている立場としては、少しでも良い施工管理をお届けしたいと思い、撮影範囲になっている安全管理にも目を配って選定しているつもりである。

 私なりの拙い経験とかが入り管理しているつもりであるし、自分自身でもこんな方法もあるのか、このようにしてやっているのかとか、新たな発見とかがあり面白い面もある。


 いずれ、写真だけでなく、書類作成全てで手助けできるようになればとも思ってしまう。



 また遠隔でも仕事ができるといった働き方にも繫がっている。新型コロナもある意味では逆の手助けになった。


  写真撮影もデジカメからスマホに変わろうとしているようだ。


 電子納品では、つなぎ写真とかは改ざんとみなされてしまうが、今のスマホはパノラマ撮影までできてしまう。あまりにもそっちの電子機器のほうの進化が速くて、国の規格のほうがおっついていないような気がする。どっかで一つくらい飛ばさないと現状にマッチしていかなくなるのではないかと思ってしまう。



 それでも国交省は、新技術活用を義務化した。当面は土工事のICTで対応していくことになるだろうと思うが、本来の土木の技術屋だけでなく、ITの技術者も必要になっていくだろう。より多様な人材の確保が必要になるだろう。



 いずれSIMデータで発注されることになっていくだろうから技術者をどう確保するかも大きな課題かもしれない。会社自体が変わっていかなければならないとも思う。



 私らの若かった時代と違い大変な時代になってきたと思うが、今与えられている写真整理でお客様の要望に応えていきたいし、この仕事を通して少しでも社会に貢献していきたいと思っている。

藤原 吉一
藤原 吉一

(ふじわらよしかず)1958年生まれ 秋田県出身 58歳の時に、転職を決意。どうせなら人生最後の会社は面白いところに行こうと。秋田を離れ、岩手の会社を受験。2社からは履歴書の「58歳」ということで断られ、小田島組を受験。社長の「この人は面白そうだから」という理由で、入社。入ってすぐに既存社員とぶつかり「前の会社ではこんなことやったらおかしい」とクレームを言うが、社長から「お前はその会社が嫌でうちに入ったんだろう。だったら、その会社のことを言うのはおかしいだろ」と言われ「確かに」とうなづいたというエピソードも。その後も、お客様を指さして社長からしこたま怒られたり、遠く沿岸の現場で同郷の社長と喧嘩したりと、破天荒な会社生活を送る。最後の仕事は、自分が東京の会社に就職したときにやった同じ仕事を、山梨で施工するというあり得ない偶然が。現在は、秋田からテレワークで、会社の施工管理の書類づくり。1歳の孫とともに、悠々自適な生活を送る好々爺。