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建設工事における創意工夫とは

建設業界には“工事成績評定”という評価があり、多くの企業が高得点獲得を目指しています。工事成績評定で高得点を取るためには、工事における安全面や品質面はもちろん、業務の生産性向上や地域活動などのあらゆる面で創意工夫が必要不可欠です。

今回は、実際の現場ではどういった工夫がされているのか、具体的な例をもとに紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.工事成績評定で高得点を獲得するためには
  2. 2.創意工夫の事例
    1. 2.1.技術的特性及び創意工夫
    2. 2.2.安全対策及び地域への活動等
  3. 3.事務所内作業にも創意工夫を取り入れよう
  4. 4.まとめ


工事成績評定で高得点を獲得するためには

工事成績評定で高得点を獲得するためには、さまざまな項目で高い評価を得る必要があります。

工事の品質、安全、出来形及び出来ばえなど基本的な部分は、高得点を取れて当然の項目です。さらに高い点を目指すには施工以外の分野での加点が必要不可欠。たとえば、企業独自のサービスや技術的な向上、アイディアといった“創意工夫”です。

もちろん品質や安全への配慮など、施工業者として当たり前とされる基本の項目も評定において重要視される部分。基本をしっかりと仕上げたうえで、さらに企業ならではの工夫を行うことがポイントです。

創意工夫のある取り組みは、技術力の向上や無駄なコスト削減など、現場での作業効率のアップも期待できます。

よりよい結果を目指して、現状を見直すことが工事成績評定の加点につながるといえるでしょう。



創意工夫の事例

実際に行われた具体的な創意工夫の事例を紹介します。

国土交通省・関東地方整備局霞ヶ浦河川事務所が発注した整正工事で、成績評定84点という高得点を獲得した現場の事例を見てみましょう。

出典:関東優良土木工事施工協議会「優良土木工事報告書

技術的特性及び創意工夫

この工事では、技術的な面では“i-Construction”を実践し工事着手前にドローンを用いた3次元測量や3次元設計データ作成が行われました。設定にしたがって自動制御するMC建機を活用し、無駄のない施工・ゆとりある工程で工事を遂行。技術の活用と効率化に配慮した施工を実現しました。

積極的に新技術を活用しながら時間を短縮し、かつ生産性の向上につなげることも加点のポイントです。

安全対策及び地域への活動等

安全対策では、土砂運搬を行う運搬車両に監視システムを設置。リアルタイムで車両走行の指示や管理を実施したことで、運搬車両をより効率的に動かせるようになりました。

監視されているという意識から運転手の安全運転にも貢献。また、地元警察を招いた交通安全講習会を実施して運転手の意識向上を図りました。この結果、無事故・無災害で工事を完了する目標も達成しました。

地域への活動等も創意工夫のポイントです。“こども110番の工事現場”に登録して地元の教育委員会や地元小学校とも提携。より安全に作業できる環境を整備しました。万が一地域のこども達に何かあった場合にも、こどもの一時確保や警察へ通報するといったルールを策定し、作業員や交通誘導員に周知することを徹底しました。

さらには、地域で行われる祭礼行事や清掃イベントに積極的に参加。地元住民や関係者とコミュニケーションを取る機会を作ったことも、高評価につながったといえるでしょう。


事務所内作業にも創意工夫を取り入れよう

工事では書類作成といった事務所内作業にかかる工数も非常に膨大です。終業後に行われることも多く、長時間労働を余儀なくされるケースもあります。

これからは事務所内作業の効率化を目指しながら、創意工夫を取り入れてはいかがでしょうか。

事務所内作業の効率化には、アウトソーシングやITの有効活用に効果が期待できます。建設現場の事務作業のなかでもとくに煩雑な工事写真整理はアウトソーシングの活用がおすすめです。

カエレル”は、建設業に必要な専門的知識を備えたスタッフが工事写真整理を代行するサービスです。写真整理だけでなく出来形規格値や実績データの入力も対応しているため、事務所内作業の効率化を図れます。


まとめ

創意工夫は、工事成績評定の加点ポイントになることに加え、作業効率のアップにも効果的です。

現在ではさまざまな企業が独自の取り組みを行っていますが、建設工事は地理的要素や環境によって状況が大きく変わるため、その都度取り組み内容を考えることが大切といえます。

施工はもちろん、事務所内作業にも創意工夫を取り入れ、現場の業務効率化を目指しましょう。

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