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竣工検査の段取り手順をわかりやすく解説|現場で役立つチェックポイント集

現場の人の集合写真

竣工検査の段取り手順を理解しておくことは、新人施工管理者にとって大切な基礎知識です。


この記事では、竣工検査の目的や流れ、準備書類、チェックリスト、当日の動き方までを整理し、現場で“そのまま使える”手順をわかりやすくまとめました。


初めて竣工検査を担当する方でも、この記事を読めば安心して対応できるようになります。



目次






竣工検査とは?新人がまず押さえるべき基礎知識



竣工検査とは、工事が設計図書・契約内容どおりに完成しているかを確認する最終検査です。


品質・出来形・安全の最終確認を行い、工事の引き渡し前に“現場の完成度”を証明します。


竣工検査には主に3種類あります


  1. 社内検査 … 自社内で行う最終チェック(事前リハーサル)


  2. 発注者検査 … 発注者や監督員が行う公式検査


  3. 監督検査 … 行政機関や第三者機関による品質確認


現場では以下の流れで進みます。


施工完了 → 出来形確認 → 書類整理 → 社内検査 → 竣工検査 → 引渡し


ポイント: 竣工検査は「現場の集大成」。最終確認を怠ると、再検査や評価低下につながります。



竣工検査の段取りを理解する|準備から当日までの全体フロー



竣工検査の段取り手順を理解しておくことで、作業の抜け漏れを防げます。



竣工検査までの3ステップ(準備→確認→検査)


竣工検査は大きく3つの段階に分かれます。


  1. 準備段階(書類・写真整理) 出来形管理表、品質試験成績書、写真台帳、設計変更資料を揃える。


  2. 確認段階(社内検査) 現場を実際に歩き、出来形・安全・清掃を確認。測点や方向表示も統一。


  3. 検査当日(発注者検査) 説明資料・図面を用意し、指摘への対応を記録係が管理。



各工程ごとに“チェックリスト化”しておくと、準備漏れが防げます。


竣工検査でよくあるミスと事前対策


竣工検査での典型的な失敗例は次の通りです。


  • 書類と写真が一致していない(整合不備)


  • 測点番号や日付の誤記


  • 清掃不足や安全区画の未撤去


  • 資料が即提示できず時間を取られる


これらはすべて事前確認で防げるミスです。


書類・写真の整合チェックを社内検査段階で徹底しておくことが大切です。


「書類→写真→現場」を同時に見ながら確認する“3点照合法”を試してみましょう。



竣工検査の準備で必ず確認すべきチェックリスト



書類編|準備が遅れると現場が止まる!必要資料一覧


竣工検査では、発注者から次の資料を求められます。


  • 出来形管理表(各測点の実測結果を明記)


  • 品質試験成績書・材料証明書


  • 施工写真台帳(黒板と情報欄の整合確認)


  • 設計変更・追加工事の記録


  • 環境・安全報告書



提出前に「測点・日付・数量」が図面・写真と一致しているか確認しましょう。


現場編|発注者検査で見られるポイント5つ


  1. 出来形の精度(図面どおりに仕上がっているか)


  2. 品質(コンクリート強度・仕上げの均一性)


  3. 安全整理整頓(仮設・通路・看板類)


  4. 表示類の統一(黒板・標識・方向表示)


  5. 是正対応状況(過去の指摘が改善されているか)


 前日に「発注者が現場で最初に見るポイント」を意識して、入口付近を重点清掃しましょう。


竣工検査当日の流れと担当者の動き方



竣工検査当日は、時間管理と役割分担が重要です。


  1. 開会挨拶(現場代理人)


  2. 工事概要説明(品質担当)


  3. 現場案内・測点確認


  4. 質疑・指摘事項対応


  5. 閉会・是正方針説明



 検査当日は「資料提示係」「記録係」「補足説明係」を明確に分担しましょう。


発注者対応のポイントと現場マナー


  • 指摘を受けた際は即答せず「確認の上で報告します」と回答


  • 図面・写真をすぐ提示できるように整理しておく


  • 検査中はスマートフォンをしまい、姿勢・言葉遣いを整える


発注者との対応で印象を良くする“3秒ルール(返答は落ち着いて3秒後)”を意識しましょう。



竣工検査後の是正・提出・報告の手順



指摘事項の整理・対応の流れ


竣工検査後は、「是正リスト」を基に対応を進めます。


  • 指摘箇所を写真付きでリスト化


  • 担当者・期限を明確に設定


  • 再撮影後に「再検査申請書」を添付して報告



 是正箇所は「撮影前」「修正後」「再確認」の3段階で写真を残しましょう。


成果品提出のポイントとフォルダ構成例


提出データは、整理と命名ルールが鍵です。


  • 「工種別/日付順」に整理


  • ファイル名は「工種_測点_日付」


  • 写真台帳と出来形表を照合し不一致を防止


最終納品前にフォルダをZIP圧縮し、容量・ファイル破損を確認しましょう。



新人が覚えておきたい竣工検査のコツと心構え



上司が安心する“段取り上手”の3つの行動


  1. 書類と写真の整合を早めに確認する


  2. チームで役割分担を明確にする


  3. 発注者への説明内容を共有しておく



失敗しないためのマインドセット


竣工検査は「評価の場」ではなく「品質を証明する場」です。


是正対応も、発注者との信頼構築のチャンスと捉えましょう。


自分の現場で得た気づきをメモして、次の工事に活かしましょう。



まとめ|竣工検査の段取りを押さえれば自信をもって臨める



竣工検査は“準備7割・当日3割”。


竣工検査の段取り手順をしっかり押さえれば、初めてでも自信を持って対応できます。



施工管理者として成長するための3つの実践法


  • 毎現場で「検査前日チェック」を習慣化する


  • 書類と写真を並べて整合を確認する


  • チーム全員で段取り表を共有し、検査を効率化する



すぐに試せるチェックリスト


✅ 書類と写真の整合を確認したか

✅ 社内検査を実施したか

✅ 測点・日付の誤記がないか

✅ 発注者検査の想定質問を準備したか

✅ 成果品データの整理を完了したか



執筆者情報


カエレル

本記事は、全国300現場以上の写真整理・内業代行を行う施工支援会社が執筆しています。


現場経験と品質管理のノウハウをもとに、新人施工管理者が“現場で即使える竣工検査スキル”を身につけられるよう解説しました。

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